こんにちはけんたです。
私自身就活を経験して、一番重要なのは自己分析だと気が付きました。
企業説明会でも自己分析が重要で...って口すっぱく言われたことあるのではないでしょうか。
しかし、そうはいっても多くの学生が毎年のように自己分析ができないと嘆いています。

就活で自己分析って言葉を耳にするけどやり方が分からない

やり方が色々あって何が正解なのかわからない
今回はそんな声にお答えできるような記事を作成しました。
これを見ることで、自己分析の土台を作り就活を有利に進めることができるはずです。
「やりたいことが分からない」「自分に向いているものはなんだろう」
と途方に暮れる若者を救いたいと思います。
自己分析ができない理由
本題に入る前になぜ自己分析ができないのかについてお話します。
本来、自己分析は就活のためだけでなく人生で定期的に行うものです。
具体的に自分がどういう生き方をして、何を成し遂げたいのかを考える作業を繰り返すものなのです。
自分が目指すべき姿から、途中で違うと感じたら自己分析を通して修正していく
自分の軸から大幅にずれていかないように確認するというような役割を果たします。
ただ、多くの学生は就活で初めて自己分析をする人が大半です。
なぜか、日本の学校では勉強は教えられても生き方を教えてはくれないからです。
だから自己分析が大事なのはわかっているけれど、どうしていいのか分からない人が多いのです。
大学を決める、文系なのか理系なのかを決める、習い事を決める
などの人生の決断は全て自己分析をしっかりやった上で決めることです。
決まったレールの上を走ってきて、レールが敷かれていない就活の場で進路を選択しろという状況に置かれたらそれは困りますよね。
シンプルな自己分析のやり方
キャリア教育についてはいったん置いといて、ではどんなやり方で自己分析をしていけばいいのかをお伝えします。
前もって言っておきますが、この方法で就活における自己分析の土台を作ることができますが、これが完璧なものではありません。
運よく内定をもらえるかもしれませんが自己分析の質としてはとても表面的です。
ミスマッチを防ぐためにもこの方法で自己分析をした上で、ご自身で面接に足を運びこの土台から徐々に自分をブラッシュアップしてください。
それでは解説していきます。
① Beingを決める
まず初めに自分がどうなりたいのか、なりたい姿はどのような自分かを決めるところから始まります。自己分析の基盤ですので、このBeingがブレるとこのあとの工程は成り立ちません。
では、Beingはどう考えるかというと
自分年表を作成します。
詳しくはこの記事に書いてある通りですが(https://matcher.jp/dictionary/articles/265)簡単に説明します。
まず、横軸に時間、縦軸にモチベーション度合い(0~100)を書きます。
自分の過去を思い出しながら、調子よかったときと気分が落ち込んでいた時を折れ線グラフでつなぎます。
そのときに、何の出来事があったかを寄せ書きしておくといいでしょう。
これで自分年表の完成です。
しかし、これで終わりにしてはいけません。
さらに細かく分析していきます。
その②:上に凸から下降したとき、下に凸から上昇したときに何の出来事が 起こったのか、どのようなきっかけで変化あったのかを書き出す。
この手順で、自分のBeingが見えてきます。
自分がどのようなときに幸せを感じるのか、どのような環境だと力を発揮できるのかまたその逆も視覚化できます。
大概は下に凸、または下降しているとき、ヒントになることが多いです。挫折、失敗は次のステージに進むバネになるので、どうしたら上向きになるのかを考えやすいと思います。
BeingとDoingは違う
そしてBeingを決める際の注意点ですが、「なりたい自分」と「やりたいこと」は異なります。Doingではなく、Beingです。
この違いを理解できていないと自己分析に苦しみます。
就活で必要なのは、何をするかではありません。
これがやりたいからこの仕事に就きたいと決まっているのであれば、問題ないでしょう。
しかし、これを見ているほとんどの人はやりたいことがないから悩んでいると思います。
やりたいことなんてみんな分かりませんよ。現段階で決めっていたとしても、人間はころころ変わりますからね。
ただ、どうなりたいのかは定まっていると思います。
仕事もいわば、なりたい自分に近づくための手段でしかありません。
具体的にやりたいことは10年後の今もあるでしょうか。
それよりも死ぬまでに何を成し遂げたいのか、こういう人生を送りたいという思いから考えたほうが一貫性もあります。
② そうなりたい理由の具体例を挙げる
①が終わりました。自分年表も作成されていれば簡単です。Beingが定まった理由・経験が②になります。①が理想の自分に対して、②ではその根拠となる具体例です。
なので、なぜなりたいのかという根拠をはっきり明確にしましょう。
③ ①を実現するために必要な手段を考える
続いてのステップです。①を実現するにあたり仕事にどのようなコトを求めているのかを考えます。
理想の自分に近づくためにより近道なのはどのような環境なのでしょうか。
自分の仕事の領域の幅が広いことでしょうか。経営者の近くで仕事ができることでしょうか。コミュニケーションが多い職場が良いのでしょうか。
求める条件は多岐にわたります。ここがいわゆる就活の軸というものですね。
他にも一緒に働く人、環境、待遇面、どんな知識・経験をつけるのか。
①が定まったなら、自然と出てきます。これにマッチしている企業を選ぶことができれば選考は容易に進みます。
④ それがなぜなりたい自分につながるのかを考える
③が必要な理由はなにか考えます。就活の面接では、軸を決めるにあたり軸を決めた理由となる経験や経緯を聞いてきます。
ここも②と同様に、過去をさかのぼって出てきた経験や現状での考察を伝えるので、具体性を持たせなければいけません。
⑤ なぜその企業なのか、その企業でないといけない理由はなにか
最後のステップです。④まで考えられれば、選考を受ける企業は絞られてきます。
なりたい自分とそれを実現するための手段が分かったら、なぜその企業ではならないのかを理由付けします。
正直、これは企業に少し寄せたものになってしまうかもしれません。
個人的にOB、OG訪問などを重ねて、具体的に他の企業との差別化はなにか聞いておくのもアリです。
この企業だからこそできる唯一性や、チャレンジしたいことでも何でもいいと思います。
この仕事を通じて自分は・・・とはっきり言えることができればいいと思います。
さて全ての工程が終わりました。就活の自己分析で思い悩んでいるみなさんはこの方法で一度試してみてください。
分かりやすく図で表すとこうなります。
自己分析のブラッシング
さて、自己分析で考える全ての工程が終わりました。
先述した通りこれで完成ではありません。
自身が作成した自己分析をさらにブラッシュアップしていきます。
自己分析をさらに磨いていくためには、考えるだけでは不十分です。
土台となる自己分析を他人の人に見てもらい、一つずつ穴がないか確かめてもらってください。
なるべく、社会人の方にみてもらうのがいいと思います。
他人に見てもらうことで、自己分析を客観的に見ることができます。
自分では気が付かないことや、根拠が弱い点など浮き彫りになるはずです。
また、自己分析を見てもらえる人がいない場合、僕がおすすめするのは実際に面接を受けることです。
面接官はあなたの自己分析を追及してきます。
話とは異なる点があったり、浅はかな点は指摘されフィードバックしてくれます。
僕が就活した時の面接は、面接というよりかは対話に近かったです。
なので、対話の中で自分の大事なポイントを言語化してもらえます。
詳しくは別の記事で紹介しているのでこちらをご覧ください。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分を偽り、表面的に作られた自己分析を語っても面接官にばれます。
そして、ミスマッチが起こった会社に入って苦労するのはあなたです。
事実を誇張する分には構いません。自己分析を固めていった先の伝え方の問題です。
就活の肝は伝え方よりも内容です。記事の通りのやり方で自己分析を見直し、ブラッシュアップしたモノは自分の希望先で通用します。
一回で終わらせるのではなく、何度も何度も見直し面接を重ねるごとに復習し、オリジナリティーを作り出してください。
応援しています。
ではまた。
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